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バラについて
バラ属の植物は約120種類あり、灌木、低木のつる植物で、棘を持つものが多いのが特徴です。
花の部分は多くの雄しべと5枚の花びらを持ち、園芸種の多くは八重咲きです。
北半球の温帯地方に広く原生しているのが特徴で、中国の北東部近辺から中近東やヨーロッパへ伝わり広まりました。
茨城県など多くの自治体がシンボルとして指定しており、また6月の誕生花でもあります。
バラの歴史
古代ギリシアやローマではバラの香りが愛好され、香油が多く作られました。
古代エジプトの有名な女王クレオパトラもバラを非常に好み、 ユリウスやカエサルを歓迎したときも贅沢にバラの花や香油を使用したと言われています。
古代ローマでもバラの香りはとても人気があり、属国にバラの栽培が行わせました。
暴君として有名なローマ帝国第5代皇帝ネロも、クレオパトラと同様にバラを愛した人物でした。
バラを使用した贅沢な宴会は当時の貴族達の憧れであり 飾りはもちろん、バラの庭園、バラ料理などももてなされたと伝えられています。
その後、中世になるとバラの綺麗さや香りが「人を惑わす」としてタブーと認識され、 修道院等で、薬草扱いとして少量栽培された時期もあります。
イスラムの世界では白いバラはムハンマド、赤いバラがアッラーを表すとされ、また、香油なども生産され非常に人気がありました。
キリスト十字軍以降、中近東のバラがヨーロッパに持ち込まれ、ルネサンスの頃には、再び人々の愛好の対象になりました。
イタリアのボッティチェッリの有名な絵画『ヴィーナスの誕生』でもバラが描かれていて、 美の象徴とされているほか、ダンテの『神曲』天国篇にも天使や聖人が集う純白の「天上の薔薇」として登場します。
バラの用途
鑑賞用として栽培されることが圧倒的に多いですが、ダマスクローズから精油を抽出した「ローズオイル」は、香水の原料やアロマセラピーにも用いられています。 花を蒸留して得られる液体「ローズウォーター」は、中東やインドなどでデザートの香りづけに用いられ、また、花びらや実をジャムに加工したり、乾燥させてハーブティーとして愛飲されています。













